夏休みでスペインに帰国してから早3週間がたちました。
もちろんこちらでもフラメンコを習っています。
毎年帰国すると機会を最大限に利用してフラメンコをもっとプロフェッショナルになるように勉強しています!
私の場合、スペイン人であるがゆえに、フラメンコのカンテの感覚的なものをを理解するのは日本人よりも簡単です。
またコンパスの感覚も然り(もちろんすごく難しいんですが)、なのでスペインに来るたびに集中して学びたいのはDanza Espanolaのテクニカなんです。
特に、回転やフラメンコの場入れに応用できそうなテクニカなんかです。
それを取り入れたらフラメンコがもっとエレガントになるし、動きも俊敏でキレのある感じになります。
体を動かすのは簡単なことではありません。
あんまり小さなことを気にせずに、あまりきれいじゃなく、ゆっくり体をうごかすのはできると思います。
体をコントロールしながら、目指すバイレへ小さなことまで気を使って動かしていきます。
私の生まれた町(バジャドリード)は、プロのフラメンコはテクニカやエレガントさを重視していて、Danza Espanolaやクラシックバレエがフラメンコバイレの基本に入ってきています。
バジャドリードの人はDanza EspanolaでもMarienma(学問としてのDanza Espanolaを4つのカテゴリに分けたパイオニアで有名な女性で、Escuela bolera, Folclore, Flamenco, そして Danza Estilizadaです。
Marienmaはバジャドリード出身です。
また、Ballet Nacional Espana (BNE)の最初のダンサーもバジャドリード出身のAlona Alonsoでした。
なので、バジャドリードのプロのフラメンコはフラメンコでもエレガントで繊細で、でもしかるべきところでは強さもあるものだと思っています。
早くてコントロールされた動きには、かなり高いテクニカが要求されます。
スペインの各地域によって、フラメンコの踊りは変わり、プロのフラメンコのカンテも然りです。
また、異なる地域では人のキャラクターも正確もも異なってきます。
これはまた、日本人の踊るフラメンコも同様で、特徴的です。
なので同じスペイン人だとしても、アンダルシア、バルセロナ、マドリード、私の場合だとカスティージャレオンでもバイレは異なってきます。
だから私の意見としては、できる限り、一人ひとりがスペインの各地域のフラメンコの違いやプロフェッショナルの違いを学ぶのはすごく良いことだと思います。
フラメンコのニュアンスをもっとリッチに理解することは、フラメンコやスペイン人をもっと理解するということにもつながります。
今日はこの辺で、続きは次回!
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